2013年07月09日
タイ・バンコクで電子マネー(rabbit)は、浸透するのか考えてみた
昨日のブログで、バンコクのエアポート・レール・リンクの事を書いたのですが、その最後にバンコクで電子マネー( rabbit )は浸透するのだろうか?のような事を書いた。
Suica と Edy などの電子マネーの便利さに慣れてしまった僕は、 FeliCa あるいは NFC を搭載していない iPhone を少なくとも日本国内で選択する事は無い。(海外ではもっぱら SIM フリーの iPhone だけど)タイ・バンコクのここ最近の成長の仕方や動向をみて・感じ、自分なりにタイ・バンコクで電子マネー( rabbit )が浸透するのか思っている事を書いてみる。
最初にラビットカードの事をおさらいしましょう。
ラビット・カードは、写真のカードのように、オレンジ(Adult)・グリーン(Student)・ピンク(Senior)の 3 種類のカードがあります。
僕は学生でも無いし、シニア(60 歳以上のタイ人)でも無いので、一般的なオレンジのラビット・カードを利用する事になります。
昨年購入した時は、キャンペーン中で 200THB で手に入れる事ができましたが、現在(通常)は、300THB で一枚を手に入れる事ができます。内、150THB が発行手数料、50 THB がデポジットとなるので、残りの 100THB が利用可能になります。
チャージは、BTS の窓口で 100THB 単位で行う事が可能で、最大 4,000THB までチャージが出来る。日本の Suica などと比べると最大チャージ可能金額はまだ小さいですね。BTS 各駅の窓口以外では、「Rabbit Card Top Up」のステッカーのある店で同様のチャージが可能です。
現在は、BTS (バンコク・スカイトレイン)のみですが、MRT (地下鉄)や BRT (バス)でも利用可能になるらしい。が、昨年から言われているが未だに実現していない。この辺りは、日本の Suica が、PASMO となかなか相互利用が出来なかったのと同じなのだろう。
これが統合された時に、一気に広がっていくのだと思う。
BTS (バンコク・スカイトレイン)の各駅には必ずラビット・カード専用のこの機械が設置されている。
正直使い方が未だに良く理解できていないのですが、右上のラビットの絵が描かれている所に、ラビットカードを”ジジジ”と音がするまでタッチし続けると、ラビットカードの中身を読み取って
画面上に、現在の残高とキャロットリワード・ポイントの残高が表示される。このキャロット・リワードへの登録が実は未だよく分からない。利用方法をキャロット・リワードのサイトなどを確認すると、購入し手に入れたラビットカードを名前等々と結びつける必要があるようだ。日本の Suica が、そのまま使っていると個人と結びついていないので単なるプリペイド型カードであり、スマホ・アプリの Suica のように個人情報と結びつくとポイントを貯める事が出来るのと同じ考えだと思われる。
キャロットリワードのポイントは、100THB 利用する毎にポイントが貯まり、上記のキャロット端末でクーポン券をゲット出来る流れになっている。
ここまでだと、単にバンコクの BTS / MRT / BRT が共通で乗車が出来る便利なプリペイドカードだねで終わってしまうのですが、昨年は殆ど見かける事が無かった、下記のラビットカード読み取り機を多数のショップを頻繁に見かけるようになってきた。
電子マネー「 rabbit 」で利用できる現在の店舗一覧はコチラ
http://rabbitcard.com/en/page/retail
ふぅーっ
やっと電子マネーのお話です。
個人的にラビットカード(電子マネー)が浸透するかも、と思う理由ですが、タイの日本とは違う経済感覚がある。
1 つ目は、携帯電話。月額固定で利用する方も増えてきたと思いますが、まだまだプリペイド型で必要な分だけを少額でチャージしながら使うというのが多い。これって、もしかするとちょっと前から言われている”クラウド”型かも(笑)暫くチャージしなければ、電話番号さえ使えなくなってしまうのですが、日本人のように電話番号に執着心が無い。そもそも、僕も日本人は電話番号に執着しすぎだと思っている。MNP(携帯電話番号ポータビリティー)なんて、ハッキリ言ってアホらしいと思っているけど、これはまたあらためて書きたいと思う。
2 つ目は、クレジットカードがまだまだタイ人には浸透していない。シーポイント・タイランドのスタッフも、クレジットカードを持っていないスタッフが殆どだった。正確な情報では無いかもしれないけど、タイのクレジットカードは盗難や不正利用に対しての保険が無いらしい。これって、とても恐ろしい話だ。もし、日本のクレジットカードも同様であれば、ここまで浸透しなかったと予想される。
3 つ目は、少なからず既に MRT や BTS でプリペイド型の乗車専用ではありますが電子マネーが浸透している。一度、電子マネーに慣れてしまうと、毎度並んでチケットを購入するのは非常に面倒くさい。少額決裁には特に電子マネーは有効だ。
これらを考えると、タイではクレジットカードよりも現段階では、ラビットカードのような電子マネーは非常に相性が良いと思う。
余談ですが、僕達のようにビジネスや観光で、年に数回タイに行く場合、毎度日本円をタイバーツに換金して且つ、使い慣れないタイの通過を何種類も持ち歩きお店で支払いにあてるのは、正直面倒くさい。もしかしたら、僕達のような者こそ、タイに電子マネーが浸透するのは大歓迎って事かもしれない。
欲を言えば、早い段階で
iPhone / Android アプリが提供され、クレジットカードでチャージが出来るようになったら最高だなぁ
昨年、Edy がタイに進出とニュースが流れましたが、楽天 Edy になって、日本では Suica にこてんぱんにやられてしまっている Edy をタイの rabbit と統合してくれる、、、なんて事が実現するのかな?
・バンコクでウサギにニンジンを食べさせると得をするらしい
・バンコクに続々とクーポン発券デジタルサイネージ登場
・バンコクのエアポート・レール・リンクで中心部までスイスイと
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