アメリカ国内で利用したレンタカーが、世界の
Hertz(ハーツ)レンタカー。
渡航中の期間は、ハーツ・オリジナルカーナビ NeverLost®が利用できるとの事だったので、当然申し込んだのですが、サンフランシスコのフィッシャーマンズワーフ営業所に予約を告げると、いきなりトラブル・・・
予約したコンパクトカーが無いと言うのだ。(なんていい加減・・・と思いながらも、小さな事は気にしない事が海外では大事)何ならあるのかと確認すると、更に小さい FIAT 500 ならあると言う。
乗った事が無かったのと、荷物は積めないと言うが、シリコンバレーに行くのに荷物は最小限なので問題ない。ところが、 FIAT 500 には、ナビゲーションシステムが付いていないと言う。
それは困ると交渉すると、コンパクト・カーナビ(GPS)ならあるけど、それでも良いかと言う。
その GPS を確認すると
ラッキーな事に、日本で鉄馬ハーレーダビッドソンに取り付けている、世界の
GARMIN (ガーミン)社のナビゲーションシステムでは無いか。使い慣れた方が良いと OK を出した。
初期は当然、英語である。更に距離表示がマイルだった。運転していて、残り○○マイル先を左折とか言われても全くピンと来ないので、言語設定で日本語・距離単位でキロメートルを再設定した。
あとは、使い慣れたもので、サンフランシスコ・シリコンバレーと全く分からない道を走るのにも問題なく走り回る事が出来た。
ガーミン・ナビゲーションシステム最高!
鍵を受け取ってちょっとビックリ。
車がとてもコンパクトなのに、鍵はバカでかかった。
FIAT 500 で直ぐに思い出すのが、僕らの子供の頃に始まったアニメ「ルパン三世」。2 代目 FIAT 500 である NUOVA(ヌオーバ) 500 だ。20 代の頃に、mini を 2 台乗り継いだ僕は、このタイプの FIAT 500 も乗りたかったっけ。
そして、この 3 代目 FIAT 500 に、アメリカで初めて乗る事になったのだ。
FIAT と云えば、イタリア車と云えば
赤が似合うな、やっぱり
このコンパクトなボディに、ぶっといタイヤ。小さいけれど、走る気満々。
全長が、mini (僕が乗っていた頃)の 305 cm よりは長いけど、たったの 354.5 cm 。ハーツ・レンタカーのスタッフが、荷物を積めないけど良いか?と聞くのもうなずけるね。スーツケースは絶対に無理。
ボディ一体型のバンパーも、流石イタリア車という感じ。
結構、精悍な雰囲気のアルミホイールを履いている。センターの 500 の文字がいいね。
ラゲッジスペース、ちっちぇー
そもそも大荷物を積むなんて考えちゃいけないのだ。
後ろから運転席・ダッシュボードを見てみる。リヤシートの写真が無いのですが、リヤシートに乗って長時間移動も考えちゃダメ。
ステアリングは、スポーツタイプ
センターにスピードメーター。結構走り屋感がある。
この辺りのデザインもカッチョいいな。シンプルだけど、なんだかセンスがいい。なんで、イタリア車ってこんなデザインが出来ちゃうのだろう。
さて、走りはというと
車検証が日本のようにあるわけでは無いので、実際のところ分からないのですが、ターボは付いていないのでメーカーの HP から想像すると、1,240 CC の直列 4 気筒エンジンのタイプだと思う。
サンフランシスコ中心部から、シリコンバレーまでフリーウェイを一気に走ったのですが、加速も上等、65 mile のスピードを出しても静かだしハンドルも片手で少し添えているだけでとても安定していた。アメリカのフリーウェイって日本の高速道路とは、比較にならないくらい凸凹があるのですが、快適ドライブが堪能できた。
ボディが小さいから小回りがきくし、アメリカでこんな小さい真っ赤なクルマがビュンビュンとばしているって珍しいのか、追い抜いていくクルマが、みんなコチラをみていた。
こいつ、ちっさいのに、なかなかヤルな~って感じだったのだろう
って事で、イタリヤやアメリカ仕様と日本国内仕様はきっと排ガス規制等々で違うのかもしれないけど、久々に左ハンドルのコンパクトカーを乗って、FIAT 500 が欲しくなってしまったのだった。
暫くすると熱が冷めるかもしれないけど、ちょっとやばい。
FIAT 500 (フィアット 500)
http://www.fiat-auto.co.jp/showroom_500_index.html