2017年04月06日
未来データセンターは、エンジニアにとことん優しいデータセンター
岐阜県大垣市で足湯でまったりしてきた。
が、ここは温泉では無くなんと最新のテクノロジーと立地を活かし地域資源を有効活用したローカル・データセンターなのだ。
日本一幸せな会社として日本の経営者なら知らない人はいないだろう超有名な「未来工業」。あの未来工業のグループ企業としてスタートした岐阜県大垣市にある地域データセンターのお手本とも云うべき「ミライデータセンター」だった。
MiraiDC
http://mdc.mirai.ad.jp/
都会から地方まで日本全国にある 20 箇所以上のデータセンターを視察し、岐阜県大垣市にあるという立地特性を活かした徹底的に拘ったミライデータセンター。
デザインもカッチョいいね~
一般的なデータセンターの、無機質で人を寄せ付けない冷たい感じがしない。お洒落な外観だ。
未来工業グループ
株式会社ミライコミュニケーションネットワーク
〒503-0006 岐阜県大垣市加賀野4丁目1-12
tel : 0584-78-7810 fax : 0584-82-3250
http://www.mirai.ad.jp/profile_ir
地図はこちら
なだらかな傾斜がついた、データセンターの受付まで続くスロープ。外ガラスには、外部からの衝撃を完治して通報するセンサーが付けられているので、外からガラスを叩いたりしないようにね。
受付前のソファが置かれた広いスペースには、岐阜県大垣市の特産品などが展示され、地域のモノを知ってもらう役目も担っている。
何重ものセキュリティを通過して、辿り着いたデータセンター内の様子。
ここは未だお客さまが収容されていないので、撮影 OK との事でパシャリ。
一般の人には縁が無いだろうデータセンター内ですが、用意された標準ラックの奥行きがかなりあるって、これまたエンジニアにとって嬉しい気配りだ。
データセンターの建物は、もちろんの免震構造。こんなスゲ~建物が浮いてるんだよ。
卓越風「伊吹おろし」の利用
西北西の一定方向から吹いてくる伊吹山からの風を、データセンター内に取り込んで冷却に使用するという大胆なしくみ。(写真の右の建物がデータセンターで、そこに突き出た構造の部分が、風を取り込む)
水の都である大垣市の地下水(地上で約 14 ℃と年中一定)を利用し、サーバールームの冷却に利用。
電力の約 50% を削減してるんだって。
おかげで、上記の「伊吹おろし」は現在まで実は稼働する事無く安定したサーバー運用が行われているそうだ。
他にも、データセンター内の設備を、丁寧に全て説明してくれた。
全てを拝見させて頂いた後、エンジニアの方々を幸せな気持ちにさせてくれる、その名も「くらうどの湯」だって。
あの琉球畳を発見!
かれこれ 10 年ほど前に、琉球畳がある部屋を見つけて沖縄では無く北海道まで行ったっけ
・北海道で琉球畳(2008.05)
・千歳第一ホテル
琉球畳って落ち着く良いよね
そして、琉球畳の先にあるのが
なんと、24 時間頑張るネットワークエンジニアの皆さんの為にと想いを込めて提供される足湯。
サーバーから発せられる熱を利用して、足湯があるのだ。
こんな優しいデータセンターって見たこと無いね。
地域の皆さん、ネットワークエンジニアの皆さん、そして地球にも
とことん優しいデータセンターここにあり。
遠州・浜松に、このようなデータセンターがあれば、きっと多くのネットワークエンジニアが育ったのだろうと複雑な想いでもあった、データセンター見学となった。