バイオエタノール

ののの

2006年03月19日 20:57



さとうきびを燃料に。

沖縄県の伊江島で、ガソリンに代わる新燃料「バイオマスエタノール製造」の実証研究が行われている。

このエタノール(ETANOL)燃料は、地球温暖化対策にも非常に有効なのです。
無知だった僕は、昨年の1月になってやっと京都議定書なるものを知った。

旧AWAZON (2005年1月23日)
空気をお金を出して買う時代


CO2を吸収して育つ植物が原料のため、燃料に使ってCO2を排出しても京都議定書では排出量はゼロとみなされるそうなのだ。(参考、環境情報プラザ「温暖化対策にバイオエタノール車」)

揮発油等の品質の確保等に関する法律施行規則の改正(長い名前だ)が行われ、日本でも3%以内であれば、従来の車の燃料であるガソリンにエタノールを混ぜて使用する事が出来るようになった。

エタノール先進国のブラジルでは、既にエタノール100%の自動車用燃料が販売されている。価格は、ガソリン100%に比べてエタノール100%は、およそ1/2の価格。かなり安い。これは、ブラジルが自社で生産し流通しているからである。

ブラジルで販売されている自動車は、先行したフォルクスワーゲン社を筆頭に日本のホンダは既に販売、そしてトヨタも近日中に導入される、ガソリン・エタノールのどちらの燃料でも利用できる『フレックス(FLEX)カー』というものが主流になっているそうなのです。

ある自動車販売会社のインタビューでは、1ヶ月で販売した153台のうち、エタノールが利用できるフレックスカーは、何と148台を占めている。

これは凄い事だ!

アメリカやカナダ、ヨーロッパ各国、アジアでは中国・インド・タイが既にエタノールの生産に入っている。

日本は、まだアサヒビールが実証実験を開始した段階。

問題は、原価。

ガソリンと同等若しくは、それ以下で販売する為には、卸価格を30円/1Lにしないと駄目らしい。それが難しいという事で、いろいろと研究をしているらしい。
事業として考えた場合は確かに、価格は重要かもしれない。売れなければ意味が無いのだから。

しかし勝手ながら、考え方を変えてみても良いのではと思った。

日本の各自動車会社が、ハイブリッドカーを販売している。その価格は、通常の自動車の2倍近くするものもある。オイルショック(古いね)の頃、ガソリンは200円/1Lだった。事情は違うかもしれないが、地球温暖化の防止策として考えた場合、エタノール200円/1Lからスタートしても良いのではと。

2010年には、実用化と政府も言っていますが、
今の現状、価格を云々言っている場合では無い様な気がする。


エタノール燃料 アサヒ、沖縄で実験開始(2/1)
http://www.sankei.co.jp/eco/news/2006/02/01-1.html
高バイオマス量サトウキビを用いたバイオマスエタノール製造の実証研究
http://www.asahibeer.co.jp/aboutus/research/r&d/report/0015/index.html


日産ティーダ、でバイオエタノール車作ってくれないかなぁ (^^)
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