”命の食”から”楽しい食”へプロジェクトがスタート!絶対に実現するぞ!

ののの

2015年12月25日 00:08



皆さん、食を楽しんでいますか?好きなモノを好きなだけ食べられる幸せを感じていますか?

向かって左側に写っているスタッフは、沖縄県恩納村生まれの”だーしゃ(大下)”と言います。

だーしゃ@はまぞうのプロフィールより引用

9年前体調を崩してしまった事から脳炎にかかり、脳挫傷海馬を損傷してしまいました。記憶喪失など高次脳機能障害を患いますが、その治療及びリハビリに専念。いつの間にか1年→9年と経ってしまいました。そして難治性てんかん治療のため静岡浜松に現在います。


2005 年に開始した「てぃーだブログ」を一緒にスタートさせた男です。彼と出会う事が無かったら、この「てぃーだブログ」は勿論の事、遠州浜松「はまぞう」をはじめ、日本全国で約 50 箇所に広がった”地域ブログ”は無かったかもしれない。海外にも展開しているタイ・ベトナム・インドネシアそして、ブラジル・オーストラリア・・・の皆さんへ日本の魅力をお伝え出来なかったかもしれません。


今日のブログは長いですが、是非最後までお読み下さい。

最初に「”命の食”から”楽しい食”へプロジェクト」を開始する背景を書きます。
だーしゃは、彼自身のプロフィールに書かれているように 2 つの大きな問題を抱えています。

1 つは、高次脳機能障害
1 つは、難治性てんかん

高次脳機能障害は、今年の 4 月にキムタク主演のドラマ「アイムホーム」でもやっと話題になりましたが、だーしゃ本人の努力と周りの我々が現状を理解しサポートする事で、彼の能力を活かす事ができます。



だーしゃ@はまぞうが教える はまぞうの使いかた でーじはまろぐ
http://daxiazzz.hamazo.tv/

このブログを是非購読して下さい。

僕のブログよりも遥かに、整理され分かりやすい言葉で、毎日ブログを楽しむと共に、スキルアップして効果を出す為の事が書かれています。

特にビジネスでブログを利用されている方は、絶対に役に立ちますよ。


しか~し、もう一つの「難治性てんかん」が彼を苦しめています。

倒れてから沖縄で通院とリハビリを続け、薬も何度か変更したりしていたのですが、一週間に何度も何度も室内・屋外問わず突然倒れます。意識を全く失ってしまうので、倒れた時に怪我もしますし、外で倒れて救急車のお世話になる事も度々あります。

内地も含め、だーしゃに合う病院を探しまくった結果、 4 年前の 12 月に浜松へ連れてきました

浜松で薬治療を行っていましたが、やはり改善が難しく、2 年前には”迷走神経刺激療法-VNS”も行いました。が、効果(馴染む)が出るまで時間が必要らしく毎月何度も倒れます。

浜松はまぞうメディアラボで開始した、非可聴音による脳への刺激も劇的な効果は未だ出ていません。(非可聴音プロジェクト開始の一つの目的は、彼の改善でもありました。)

主治医の先生の指導のもとで、1 年程前から、新しい試みを開始しました。日本では薬ばかりで、殆ど取り入れられていない療法です。

「糖質制限(糖質量のコントロール)」です。

糖分の摂取を抑える食事は、てんかんの患者さんにとってもメリットがあります。

体が糖を使えなくなるとケトンが出てきます。このケトン体自体が、抗てんかん作用をもちます。また、ケトンをエネルギーにするとGABA(ギャバ)という抗てんかん作用をもつ物質が多く出て、発作の抑制に効果を示します。

てんかんだけではなく、最近ではうつ、認知症や脳腫瘍に対する食事療法としても低炭水化物の研究が盛んになってきています。

出典:朝日新聞医療サイト「apital」より


ダイエット目的の「糖質制限」というモノではありません。信じられないくらいのストイックな糖質制限なのです。一日に数十 g 以内に糖質を抑えないといけないのです。

人間は元々糖質を外部から摂取していませんでした。人間自身の身体の能力で”ケトン体”というものを作り出してくれるそうなのだ。

これを作り出す為には、所謂主食は殆ど食べる事が不可能なのです。



これは、だーしゃに食べられないモノを教えてと伝えて出てきた一覧。(だーしゃが自分で調べているものなので、実際には野菜の糖質は問題ないらしい)

これ見たら、悲しくなりますね。

食は本来、楽しいもの。

が、今のだーしゃは、生きる為に食べられるモノ

例えば、ナッツなどを少しだけ食べているのです。

僕らが、美味い美味いと食べている、スイーツは勿論の事、今や海外でも大人気のラーメン、カレーなど絶対ダメ。

食いしん坊で、ブログもスイーツ系やジャンク系が多かった彼は、ピーク時には 80kg を超えていたかもしれない。が、今や 50kg ちょい・・・

痩せた事は悪い事では無いと思いますが、食を楽しめないのはあまりにも偲びない。食べられるものは、とにかく高い。スーパーなどで売っている、世の中に出回っている食の殆どは炭水化物。だから安くて、美味しく腹いっぱいになるのだと言う事が、だーしゃと一緒にいてとても良く分かった。


10 月の上旬、高校の同級生である「菓子工房どりあん」の社長に、この事を相談した。糖質制限なのに、菓子が主力商品である彼に相談するなど変な話なのですが、しっかりと話を聞いてくれ、考えてくれた。

そして、遠州食品加工業協同組合(遠食)の方々が、話を聞いてくれる機会を頂く事が出来た。

遠州地域の食文化を守るため、和菓子や練り物など地元の食品加工業会社が結成した協同組合です。


遠州食品加工業協同組合(遠食)
http://enshoku.hamazo.tv/

10 月某日、遠食の理事会でプレゼン。「糖質制限対応の加工品を 作りたい」

何故加工品なのか?

現在、日本のてんかん患者数は、100 万人と云われています。軽度の方、重度の方がいらっしゃると思いますが、全ての方が材料から毎日料理が出来るとは限りません。低糖質でも、美味しいモノ、低糖質でも、保存が出来るモノ、低糖質で、スイーツも・・・無理難題ばかりお願いしました。


やりましょう!!と、皆さんが言ってくれました。

食のプロとして、難しいけど美味しいモノを作りましょう。

食が楽しみになってもらえるモノを作りましょう。


その後、この分野(低糖質)のトップクラスのノウハウをお持ちの企業さんを招いて勉強会も行いました。そして、この企業さんが本プロジェクトに参加をして頂ける事になりました!


食による療法=薬を減らすという事に繋がります。

僕たちが想像以上に、難しい大人の事情があります。


が、てんかん治療の名医の方が、病院の了解をとって、本プロジェクトに参加をして頂ける事になりました!

栄養士の方も参加して頂ける事になりました!


お涙頂戴プロジェクトではありません。

しっかりとビジネスとして継続できなければ、意味がありません。

てんかん患者の皆さんだけでなく、多くの病にも効果があると云われている今回実現しようとしている美味しい食。

明るく楽しく進めていきます。




命の食から、楽しい食へプロジェクトが始まっています。


今年も沢山のプロジェクトが立ち上がりましたが、今回は皆さんにお願いをしたいです。

多くの方に、応援をした頂きたいです。
多くの方に、協力をして頂きたいです。
多くの方に、知って頂きたいです。

どうぞよろしくお願い致します。

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