秀逸の「mobike」ソリューション!中国はシェアリングエコノミー大盛況

ののの

2016年10月23日 00:08



ニイハオ♪

シェアリングエコノミー大国はどこですか?圧倒的ナンバーワンは、間違いなく中国だと思う。中国のエンジニアは、技術力・発想力・実行力・創造力共に日本はもちろん欧米をも凌駕していると感じる。そう、作るだけじゃないんだよね。考えたら即実行!

先日、北京の総経理のブログでも紹介した優れもの「mobike」。こんなビジネスモデルが、あの中国で本当に成り立つのだろうか?と疑問に思っていましたが、実際に自分の目で見て感じる事で、中国の凄さをあらためて感じた。

これからの時代は、ソフトウェアとハードウェアの両方が出来ないと駄目だと思った。


mobike | 摩拜单车
http://mobike.com/

秀逸の「mobike」を知らない方に、簡単に説明すると

自転車のシェアリングサービス。

日本国内や、台湾・タイなどなどでも自転車のシェアリングサービスは既に沢山ある。が、圧倒的に違うのは、シェアリングの為のステーションが無いのだ。

「mobike」は、乗り捨てたいところに、いつでもどこでも OK!

利用者は、「mobike」の専用アプリで自分の近くにあるモノを探して借りて利用する。

ステーションが不要という今までの発想を根本的に変えた物凄いサービスなのだ。

とすれば、直ぐに日本人はこう考えるだろう

盗まれたらどうするの?

メンテナンスは?

もちろん日本国内で勝手にアチコチに放置したら、回収されてしまうかもしれませんが、ココは大国・中国なのだ。

・盗まれない自転車を作ればいい!
・壊れない自転車を作ればいい!

いや~凄いね☆

このパワーには、惚れ惚れする



「mobike」のタイヤはパンクしない。

空気が入っていないのだ。実際に触ってみると、カッチカチ

フレームは、恐らく強化アルミ(?)担いでみたら、かなり重かった。これなら、かなり乱暴に扱っても壊れる事は無いだろう。

現在更に軽量モデルを開発中なのだそうだ。



30 分位内は、たったの 1 元(約 15 円ほど)で利用できる。

ド安いじゃーーん



実際には蹴飛ばしていませんが、びくともしそうも無い強化フレームで絶対に壊れない(らしい)



デザインも近未来的でカッチョいい



フロント側

ブレーキのワイヤー部分が、一番壊れるのでは?と思った



常に位置情報を通信しているハズなので、どうやっているのかな?と思っていたが



恐らくコレ

太陽電池のソーラーパネルだね

ん?夜用の電気?

GPS どこに入ってるんだろう

中国だから Beidu か。

Beidu で位置が分かるハズだから万が一の故障などの時は、メンテナンスに向かうのかな



故障しない為なのか、ベルが露出して無いと思っていたら
右側グリップの内側の部分を軽く手で動かすと、ベル(警報ブザー)が鳴った。



この QR コードをスマートフォンで読み込ませて



アプリを起動して、利用開始!



このロックとも連動していて、ロック解除

スゲーなー

徹底的に考えられた乗り物になっている。

これに、小型のバッテリーを載せる事が出来れば、電動のパーソナルモビリティだ。

写真の「mobike」は、先日訪問した”北京郵電大学”に駐輪していたモノ。宿泊先のホテル前の歩道にも置かれていた。そのくらい、「mobike」が浸透し始めているって事ね。

位置情報と、利用者情報を結びつけていろいろと出来そうだ。

凄いなー中国のエンジニアは☆☆☆




ofo bicycle | 共享单车
http://www.ofo.so/

こちらは、似たようなサービスの「ofo bicycle」



ホテル前を朝散歩していると、黄色のボディの「ofo」を発見したので、スマホでパシャリ



「mobike」の対抗馬のシェアリングエコノミーサービスではあるようですが、こちらは普通の自転車っぽい。

つまり、ソフトウェアだけで同様のサービスを行おうとしているって事。



QR コードを読み込ませて



ロック解除の為の番号を受け取る仕組みのようだ。

きっと、先にこのサービスを知ったとすれば、どこでも乗り捨てが出来る斬新なサービスだと思っただろうが、ハード・ウェイ(専用自転車)の開発まで手掛ける「mobike」を知ってしまうと残念ながら「ofo bicycle」のソリューションは・・・と思ってしまう。

日本でサービス開始されれば、きっと驚かれるだろうけどね。

中国では、このレベルでは驚かなくなっているのだ。

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