電子国家エストニアで「Latitude59」にプラットフォーマー集まる

ののの

2018年05月28日 00:08



初めての欧州。初めての EU そしてユーロ圏にやってきた。

数年前に日本でも流行ったオープンデータ・オープンガバメント etc をかじった人なら必ず耳にした事があるだろう世界一の電子国家エストニアに行くぞと決めてから諸所の事情で、やっとエストニアの首都タリンへ到着だ。

何事も百聞は一見に如かずと云うことで、エストニアそして周辺諸国から元気の良いスタートアップが集まると云う「Latitude59」に参加してみたので、感想を簡単にどうぞ。

Latitude59 | e-Estonia's flagship startup & tech conference!
https://latitude59.ee/
カンファレンス会場の近くが良いと思い、宿泊場所をタリン旧市街にとっていたが、街中には「Latitude59」の案内はほぼ無かった。タリン空港でも見かけなかったと思う。唯一、Nordic Hotel Forum というホテルの正面に大きく案内を見つけたくらいだった。ツアー客が利用していたのかな?

カンファレンスの前日に、迷ってはいかんと思い、「Latitude59」のサイトに掲載されていた Telliskivi Creative City という場所を見に行ってみた。ところが、該当の場所に行っても、それらしい案内板も無いしおかしいなぁ~と思って、再度 Web サイトをチェックしてみると、開催場所が違った。

あらら、申し込んだのが一年近く前だったので、情報収集不足だったようだ。

慌てて、開催場所 Kultuurikatel を目指して歩いて移動した。前日チェックして良かった、歩ける距離で良かったよ。



前日に開催場所をチェックできたので、迷うこと無く会場に到着。どのくらいの参加者がいるのか?と予想がつかなかが、ずら~っと長い列が出来ていた。これまた早めに行って良かった。

僕のようなゲストでは無く、スタートアップやスピーカーそしてインベスターの皆さんは優先して並ばずに入場の案内がされていた。

入場するまで、30 分くらいかかっただろうか。事前登録制なので、ID を提示してめでたく入場。



会場の中も人がいっぱいだった。

ディスカッションのスペースでは、かなり熱が入った議論?があちこちのテーブルで行われていたよ。

出展者の一覧を事前に Web サイトでチェックはしていましたが、大きなスペースで出展していたのが日本の福岡市のブース。日本から総勢何十人で参加しているとの事だった。

・エストニア最大のテックカンファレンス「Latitude 59」がスタート——福岡市はのべ40人以上からなるスタートアップ代表団を派遣
http://thebridge.jp/2018/05/latitude-59-2018-day1

福岡市は、エストニアのタリンと提携都市(?)らしく、福岡市長も午後からのスピーカーとして登壇していた。福岡市頑張ってますねと担当者と少し話をしましたが、始まったばかりなので、まだまだなんですってさ。

こうした行政の支援を有り難いと思うか、否かは個人の考えによりますが、本当にヤル人は自分で単独で行くだろうと僕は思うのであった。



こちらは、エストニアを中心のスタートアップの皆さん。おとなしそうなブースの出展者もいたけど、自信満々に自分たちのサービスをアピールしている若者達の姿が印象的だった。その多くは、所謂プラットフォーマーを目指すスタートアップだ。ニッチだろうが、超絞り込んだジャンルだろうが、プラットフォーマーを目指す若者が好きだ。

エストニアって、沖縄県と同じくらいの人口(約 135 万人)しかいないので、必然的にプラットフォーマーを目指す事になるのだろう。

エストニアから世界へ!って。

きっと、スタートアップの何社かは、投資家から資金調達に成功したんじゃないかな。


日本の単なるサービス( & モノ)提供者と利用者のビジネスマッチングフェアの多くは、面白くないんだよね。完成されたサービス・モノを買って下さいってだけじゃね。

そこに足りないのって、まさしくインベスター。

日本では難しいのかな。


無茶苦茶な展開ですが、沖縄の商圏・遠州の商圏(共にエストニアとほぼ同じ人口)でプラットフォーマーを育てて、来年の「Latitude59」にスタートアップとして参加するぞって面白い奴が出てこないかな。

と、書いていたところ

・エストニア最大のスタートアップイベント「Latitude 59」2日目——起業国家が放つ「スタートアップを生み出すのは子供たち」というメッセージ
http://thebridge.jp/2018/05/latitude-59-2018-day2


会場に、沢山の日本人がいるなぁと思っていたら、この方によれば参加者の 1 割ほどが日本人だったようだ。

へそ曲がりだから、だったらリトアニアの方が面白いかもと思う天の邪鬼である。


最後に、

常にプラットフォーマーであり続けたいと思うオッチャンであった。


頑張れ、子供たち!
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