「後悔先に立たず」45 年の感謝と共に実家の家屋解体清祓

ののの

2016年04月11日 00:08



自分事ですが、45 年という長い間お世話になった実家の家屋解体清祓(かおくかいたいきよはらい)を行った。

実家が建設されたのは、小学校 2 年生の秋。浜松市亀山町(現鹿谷町)から、周りに本当に何も無かった茄子町に引っ越した。なんてど田舎に来たんだろうと思った。市営バスは 1 時間に 1 本しか無かった。広沢町にある広沢小学校に通学するには、浜松駅でバスを乗り換える必要があったので、学校に行く為には朝の 6 時半には家を出なければならなかった。帰りは、バスの乗り換えの待ち時間の為、浜松中心街は、僕の遊び場だった。

高校生の時に、家の 2 階が燃えた。多くの物が燃えて無くなった。が、お陰で四畳半だった部屋が八畳間になった。が、消防自動車の放水で水び出しになった一階の床は暫くするとベコベコになってしまった。

いろいろな思い出が、ココにはありますが、今回の実家の取り壊しのキッカケは昭和 2 年生まれのジイさんの自宅内での大腿骨の骨折だった。

昨年の 1 月には、台湾・高雄旅行では毎日 1 万歩から 2 万歩も元気に歩いていたジイさんが、たった一年で杖生活になってしまった。

自分事は、全て後回しにしてきた事が災いした。自分事は後回しでも良いですが、実家は違った。段差ばかりの実家を放置してしまった事が、今回のジイさんの骨折を招いてしまった。

残念ながら、反省してもジイさんの健康な足腰は戻ってきませんが、今日に至った。

浜松八幡宮 公式HP
〒430-0918 静岡県浜松市中区八幡町2番地
tel : 053-461-3429(代)
http://www.hamamatsuhachimangu.org/


ジイさんは、椅子に座って玄関前でお祓い



家主が、今までの感謝を込めて、最初に家屋に大きな木槌で 3 回叩く。一人で出来ず、支えながら二人で。



立派な神棚を設置して頂いた。



実家の四隅を念入りにお祓い



引っ越してきた、45 年前は水道では無く井戸を掘っての井戸水だった。下水も無かったので、暫くは浄化槽を敷地内につくって下水を浄化していたが、ジイさんが骨を折ったり、家族が大病したり、火事・・・と続いたので浄化槽を埋めて高校生の頃に水道そして下水道へとなった。

なのでこの場所を念入りにお祓いをして頂いた。

まだ、当時掘った井戸も現役なので、井戸を埋める際に「井戸埋め清祓」もあらためて行って頂く。


自分が、家に全く興味が無く、分かっていたが放置してしまった築 45 年の実家は、今週取り壊される事になる。

45 年間ありがとう。

事故無く解体工事が完了する事を願います。


5 月には、ジジ・ババを毎年楽しみにしている沖縄へ連れて行こうと思う。

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