2024年06月17日
何もしない10年か?自分が出来る事をする10年か?

映画「ディア・ファミリー」を観てきた。約2時間の映画だった。
1960年代は勿論、1970年代に、使える人工心臓は存在しない。
人工心臓どころか、1970年代の後半の人間の心臓弁置換は、豚の弁を利用する事が主流だった。未だ出来て日が浅い機械式の人工弁にチャレンジする人は少なかったハズだ。
そんな時代に、医療の世界とは全く無縁だった町工場の社長が、人工心臓の開発にチャレンジするなど有り得ない事だと思う。
あれから 50 年以上が経過し、科学は進化したが、未だに人間に装着できる人工心臓は存在しない。
何でかなぁ。
映画の中で言っていたが、タイムリミットが無い人達が研究開発をしているからなのか?倫理的な問題なのか?
僕が生きている間には、きっと実現する事は無いだろうな。
株式会社東海メディカルプロダクツ
IABPバルーンカテーテル
https://www.tokaimedpro.co.jp/about/story.html
映画「ディア・ファミリー」公式サイト
https://dear-family.toho.co.jp/

映画『ディア・ファミリー』は、清武英利氏の取材を基にした実話を描く感動的なドラマです。物語は、生まれつき心臓に疾患を持ち、20歳まで生きられないと宣告された少女と、その家族が織り成す絆と奇跡を描いています。主人公の少女は、常に前向きで家族の太陽のような存在。彼女と家族が様々な試練を乗り越えながら、互いに支え合い、強い絆で結ばれていく姿が、観る者の心を深く揺さぶります。
本作は、70年代から2000年代にかけての日本を舞台にしており、当時のファッションやヘアスタイルも忠実に再現されています。バルーンカテーテルの誕生に至るまでの過程を描くことで、多くの人々の命を救った奇跡の裏側にある家族の奮闘と愛の物語が明かされます。
主演は大泉洋と菅野美穂が務め、彼らの熱演が物語に深みを与えています。また、Mrs. GREEN APPLEの「Dear」が主題歌として映画を彩り、壮大で感動的なエンディングを迎えます。
ChatGPT で要約
日本でこの映画を観てくれる人は、どのくらいいるのだろうか。
1970年代、1980年代に、人間での人工心臓装着の臨床が行われ、結果として 1 年以上生き続けた事例は無い。
僕自身は、9 歳で、10 年は恐らく無理だねと言われ、映画の様に、同じ病室で次々と人が亡くなってった。今でも鮮明に覚えている。自分が寝ていた大部屋の病室のベッドの配置も、トレイも、個室も、ナースセンターも、今でも描ける。一生忘れないね。
言われた通り、16 歳で諦めるか、チャレンジするかの選択を行った。豚か機械か。さぁ、どうする?
豚は、数年、機械は、10 年なのか、それ以上かは分からんけどって。即決、機械を選んだ。
映画を観終わっても、色んな事が思い出されて、ブログを書いている。
タイムリミットが有る人と、無い人。
自分でやろうとするか、否か。
これからの 10 年、さぁ、どうする?
10 年あるかなぁと思いながら、50 年以上が経っている。
今さら、僕は、人工心臓はいらんけど、
人工心臓があったら、少しでも人生を楽しむ時間が増えるなら、
奇跡が起こって欲しい。
Posted byのののat00:08
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雑記