2010年05月05日
大山子798芸術区
中国・北京の中心部から北東へ10kmちょい行った所に、中国の有名芸術家や新進気鋭の若手芸術家達が集まる「大山子798芸術区」というものがある。
ここは、昔中国の巨大国営工場群だったエリアであり、東西南北数百mもの広いスペース全てが、ギャラリーやアトリエになっている。初めて訪れたが、ここは中国?北京?と自分が中国の北京にいる事を忘れてしまうような空間だった。
ちなみに「大山子」と書いて「ダーシャンズ」と読む。
あまりに広すぎて全部を観てまわる事は到底出来なかったが、なかなか面白かったので写真を何枚か載せちゃうよ。
多分こちら側が正面では無いと思うが、自動車を停めたのがこちら側だったので、ここからスタートした。
人民解放軍の銅像ってところが、中国らしいなぁと
でも後ろの、壁面のアート文字は、NYのソーホーとかを感じさせる
普通、アート系のスペースは写真はご法度だと思っていたが、流石に中国!?他の中国人がパシャパシャと写真を撮りまくっていたので、真似してパシャリ。
このアトリエには、当然スタッフもいたが、全く問題無いらしい。
これからは、堂々と写真を撮り始める事にした。
MOMA と書かれたギャラリー
これは、NYの自由の女神をいくつも重ね合わせて表現した像
何人も組み合わさっているの写真で分かるかな?
なかなか斬新なつくりだった。
道端にある石まで、ペイントされている。
ここは、お洒落な写真を売っていた。
全てが600RMBと書かれていたので、日本円で約9,000円。
買おうかなとも思ったけど、今回はパスした。
かっこいー写真が沢山あったよ。
多分、工房に続く細い道
レンガさえお洒落にみえちゃう雰囲気
いろんなギャラリーが数え切れないほど密集している
ガラス張りのギャラリーの先には、中国在住の日本人と思われる人のギャラリーもあった。
案内板もお洒落だねー
日本の観光雑誌に紹介されていた場所
すげー広い空間に、画が飾られている
これは、少し薄暗い通路に何気なく貼ってあったアート
小さな中国版の”プリクラ”のような人の写った写真を貼り合せて人物に仕上げている。
よーく見ると一枚一枚に人の顔が写っているのだ。凄い!
「大山子798芸術区」のちょうど中心部の広場
中央に、巨大な裸の像が仁王立ちしている。逆光で暗くなってしまったのが残念
至る所に、大きなイベントの看板が出ていた。
「大山子798芸術区」の中には、お洒落なカフェが沢山ある。テラス席が人気のようだが、椅子やテーブルもデザインされたお店も多かった。
この日は、5月2日というのに日中は既に30℃を越える暑さだった。
北京のお洒落な若者達が、こぞってこの芸術区に週末は遊びに来るのだろうと思う。北京は中国人が溢れているので、どこに行っても中国人だらけ。当たり前と言えば当たり前なんだけど、こういった観光でも楽しめる場所でも日本語が聞こえてくる事が無かったのが意外だ。NYのSoHoなどにもこういった雰囲気の場所があるけど、まさま北京でこんなに巨大な芸術の集積地があるなど今回来るまで思いもしなかった。
「大山子798芸術区」には、ギャラリーで画が買えたり、服飾系や小物などもお洒落な物が沢山売っているので、中国古来のお土産も良いけど、こういった中国の若者達の新しい文化に触れて購入するのも良い事だと思う。
20代の頃、NYのSoHoとかNYの近代美術館でかっちょいー何て思ったけど、北京も凄いよーと新発見の一日だった。
Posted byのののat00:08
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北京・中国