2013年03月15日
O2O(Online to Offline) なんてキーワードが出てきたけど、、、

昨年くらいからかな? O2O(Online to Offline) な~んて言葉がメディアを賑わすようになってきた。
インターネットの超推進派として、10 数年前に希望を抱いてこの業界に身を置きましたが、IT、ICT の技術って、インターネットって、リアルの幸せの為に活用されるべきだと、少なくとも僕は考えているけど、ちょっとズレた使われ方が増えているような気がする。
こんなの有り?

「Google トレンド」で見ると、 O2O というキーワードが注目されているのが分かる。ちなみに、「Google キーワード」で見ると O2O の検索ボリュームは PC で、40,500 。
O2Oとは(IT用語辞典)
ここにも書かれているように、10年以上前は「クリック&モルタル(click & mortar)」なんて呼ばれていた。この言葉を覚えている人は、僕同様におっちゃん・おばちゃんだと思う。この頃、先行してリリースしたサービスが写真付きメールで実店舗への集客をはかる「呼びこメール」ってサービスだった。迷惑メールなど殆ど無い時代だったので効果は抜群だった。
EC については、これまた推奨派だし積極的に利用している。地方のお店からすれば、販路を拡げられる事は良い事だし、昔ながらの八百屋さん・スーパーマーケットが次々に撤退し、地方のシャッターが閉まった商店街の現状を考えれば、地方の買い物難民や高齢者等々には非常に助かる。間違いなく、ネットスーパーの利用者は更に拡大していくだろう。
先日、東洋経済オンラインにこんな記事が載っていた。
「打倒アマゾン!ヤマダ電機、気迫のO2O」
ここに書かれている「ショールーミング」という言葉。
2、3 年前に、沖縄で年に一回講義の時間を頂いている沖縄高専・名桜大学で、「街はショールーム化」していってしまう恐れがある。
という話をした。
画像解析技術が進んで、カメラを商品に向ければ、自動的に近隣の最安値のお店の一覧が表示され、そこをクリックするとそのお店までナビゲーション案内で他店舗へ行ってしまうかも。更に、価格コム等と連携すれば、ネットでワンクリックで購入が可能になる為、ウィンドウショッピングどころか、街にあるお店は実物を見て触って試す(試着)だけのショールームとして利用する人が増えてしまうだろう。
なんて話。
こんなアプリ、出てきていますね。どれか書かないけど。
こんな事は、僕じゃなくても、100 人の人がいれば、100 人が気付き、そのうちの何人かは直ぐにシステムを作ってリリースするだろう。画像解析技術は難しくても、バーコードや商品コードを拾うことが出来れば、誰でも簡単に実装できる。
儲かると思えば何でもやる。
手段を選ばなければ、利益を上げる事なんて簡単だ。(そりゃー上限はあるだろうけど)
でもさ
少なくてもうちの会社はやらないよ。
しかし、この現状の対策として「価格だ!」とするヤマダ電機さんには、正直驚きを覚えるし、リアル店舗の役割ってそこだけじゃ無いと僕は思っている。
・でんかのヤマグチ。日本一高い電器屋が、日本一テレビを売る理由
価格だけが価値では無い。
この人(プロ)からモノを買いたい、これも価値だと思う。
O2O とは少しズレますが、
少し前に問題なったソーシャルゲームの「ガチャ」。
「ガチャ」で儲けたお金は、何に使ってくれるのかな
この話は、新卒向けの会社説明会で、昨年度だったかな。話をした。
誰でも考えつくよね。この仕組・仕掛けって。
やるか、やらないか。
利益だけを追求したいのであれば、残念ですが、他の会社を探してね。
ゲーセンのゲームとか未だに好きだし、ゲームのエンターテイメントの満足度に対して価値を認め対価を支払うのは当然だと思うし、ゲーム業界が勢いづいている事については、クリエイターの皆さん頑張ってねと思う。あくまでも「ガチャ」がって事で。
話を戻すと、
上述の記事の最終ページに、「ネットとリアルの融合」なんて言葉が書かれている。
あれ?どっかで見た言葉だな
そう、沖縄てぃーだスクエア創業時に打ち出したコピーです(笑
遅いよ
って事で、勿論 EC でも沢山の買い物をするけれど、昔ながらの「クリック&モルタル」を実践すべく、TVや新聞・雑誌では出会うことが出来なかった魅力的なお店へと
沖縄にいる時は、沖縄のお気に入りのお店で今日も買い物をするのでした。
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Posted byのののat00:08
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