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2014年11月19日

沖縄初の交通系ICカード「OKICA」から考える国内外からの渡航客向けサービス

沖縄初の交通系ICカード「OKICA」から考える国内外からの渡航客向けサービス

那覇空港到着!沖縄県は日本全国の中でも空港(国内線・国際線)から都市部へのアクセスの良さではトップ 3 くらいに入ると思う。タクシーやバスを利用しなくても、時間に正確な沖縄唯一の鉄道である「沖縄都市モノレール(ゆいレール)」で楽々と県庁所在地である那覇市の中心部へと移動が出来ちゃうって凄い事だと思う。那覇空港は、アジアのハブ空港としての存在感が増してきているので、空港(空路)だけでは無く、那覇市中心部へのアクセスの良さを日本に・世界に発信するべきだ。

という事で、「ゆいレール」の那覇空港駅へと向かうと写真の広告があった。

2014年10月20日 OKICA START!!

沖縄初の交通系ICカード「OKICA」から考える国内外からの渡航客向けサービス

さー早速「OKICA CARD」を買おうと思って那覇空港駅に行くが、自動券売機で買えますよーー等の案内が無い。

以前、「ゆいカード」は自動券売機でも購入が出来たが領収書が出なかった。その為、領収書を頂く為に毎度必ず「改札窓口」で購入してた。

今回も「改札窓口」で買わないといけないのか?と考えたが、もしかしたら購入できるのかと自動券売機を触ってみた。

買えましたねーしっかりと


那覇空港駅を利用する乗客の多くは、初めて利用するヒトのハズ。(観光客が多いのだからさ)

もっと分かり易く POP を用意する(勿論、多言語で)などした方が良いね。


ちなみに問題はココに通じる。

今回の OKICA は、日本国内のほぼ共通仕様となっている SUICA とは連携していない。何をいまさら・・・コストが高いからとの声を聴きましたが、観光立県を声高々に掲げている沖縄県が SUICA と別のオリジナル仕様とはアンビリーバブルだ。どれだけのコストの違いか分かりませんが、直ぐに回収できるだろう事と、顧客目線で考えれば必須だと思うけどね。

沖縄初の交通系ICカード「OKICA」から考える国内外からの渡航客向けサービス

無記名の OKICA と、記名式の OKICA があるんだね。この辺りは、現在の SUICA と同じだ。

今回購入したのは、無記名の OKICA 。

3,000 円分をチャージしましたが、そのうちの 500 円がデポジットだった。

沖縄を楽しく快適に!沖縄ICカード OKICA
http://www.okica.jp/

ポイントを貯めて使う事もできるようですが、現在工事中。

ゆいレール・バス以外に沖縄でのショッピングでも使えるようにするのかな?
だとすると尚更 SUICA と連携する方が良いと思うのだが。

沖縄初の交通系ICカード「OKICA」から考える国内外からの渡航客向けサービス

これが自動で出てきた領収書。

ミンサー柄が沖縄っぽくていいね。

沖縄県で貰う領収書、全てこのミンサー柄にするのも有りだなと思った。

沖縄初の交通系ICカード「OKICA」から考える国内外からの渡航客向けサービス

おっカッチョイイじゃん

新しくなった自動改札機は、かなりスッキリしたデザインだった。

見て気付くと思いますが、従来の切符を通すところが無くなっている。

沖縄初の交通系ICカード「OKICA」から考える国内外からの渡航客向けサービス

なんと、今回の OKICA 導入と同時に通常切符についても一新してQR乗車券というモノになっていた。切符にバーコード(QRコード)が印刷されているのだ。

IC乗車券システム導入についてのお知らせ

QRコードを写真のガラス部分の読み取り装置で読み取らせ、QR乗車券は改札機の回収口に入れて回収するんだって・・・変な仕組みだ。今回のシステムには、自動回収システムが無いんだよ。

ビックリだね

QRコードが印刷された切符ってもしかして日本初?

ムムム

沖縄初の交通系ICカード「OKICA」から考える国内外からの渡航客向けサービス

従来の「ゆいカード」は「OKICA カード」と言うそうだが、少しずつ余った分はどうなるんだ?

沖縄初の交通系ICカード「OKICA」から考える国内外からの渡航客向けサービス

ゆいレールの車内の中吊り広告には、ゆいレールとバスをお得に利用しようの広告が。

・株式会社琉球バス交通
・沖縄バス株式会社
・那覇バス株式会社
・東陽バス株式会社

これらのバスで、近々に「OKICA」が使えるようになるらしい。


さて、今日日経新聞に面白いニュースが出ていた。

国内初、韓国ハウスカードが日本国内で利用可能に(2014.11.18 NTT DATA)

これは凄いというか、海外からの渡航客に日本でも便利に自国内で利用している電子マネー(今回はハウスカード)を使ってもらおうじゃないかという取り組みの一つですね。

CAFIS かー

電子マネー系には創業当時から取り組んでいるので、なかなか煩いのだ。

沖縄初の交通系ICカード「OKICA」から考える国内外からの渡航客向けサービス

九州カード加盟店は利用が出来るとの事ですが、沖縄県も韓国からの渡航客が増えているので対応すると良いですね。

直近であれば、以前も書きましたが何と言ってもコレ

台湾の「悠遊カード」(Easy Card)に、ゆいレールなどは対応したら良いと思う。どうせ独自の路線で行くのであれば、まだ日本国内でどこも対応していない「悠遊カード」が使えたら、話題になる事間違い無しだ。

あとは、中国の「銀聯カード」

上記の、韓国ハウスカードもそうですが、アジア(東南アジア)の皆さんはクレジットカードがまだまだ全ての方が持っていない。いち早く沖縄県はアジア(東南アジア)の各種電子マネーに対応すると喜ばれると思うよ。

勿論、タイの「Rabbit Card(ラビットカード)」もね。


OKICA さん、どうですか?


沖縄都市モノレール「ゆいレール」
http://www.yui-rail.co.jp/


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この記事へのコメント
相互利用可能にするには年間維持費が実に4倍から5倍かかり、初期導入費用(バスなど含め)として数十億円さらにかかるみたいですね。
Posted by かまむし at 2014年11月19日 06:10
>かまむし さん
相当なコストが必要なんですね。
沖縄県は鉄道が「ゆいレール」だけなので、鉄道だけでは回収は簡単では無いと思いますが、沖縄県内のショップ等々にも展開が出来れば可能なのではと考えています。

日本中の地方の鉄道が対応したように、単独はやはり難しいと予想されるので、時間はかかってもいつかはそうなるのではないでしょうか。
Posted by のののののの at 2014年11月19日 17:37
 
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