2015年06月25日
着地型旅行の推奨!と応援してきましたが、今や大手サイトが花ざかり!

沖縄産「着地型」旅行が必要だ!と てぃーだブログを開始する直前の 2005 年.3 月に個人のブログで叫んでいた。
沖縄に会社を創るにあたって実現したい事の一つだった。当時の国内旅行は問題点がいっぱいだった。過去のブログに書いてありますが、出発点側で全ての旅行行程を決めて購入してしまうのが当たり前であり、着地してから個性ある現地の旅行商材を楽しむ事が難しかった。着地側は、出発側への卸ですから利益は当然薄くなる。せっかくインターネットという自由な市場があるにも関わらずね。
海外に行けば、インターネットが盛んになる前だって、着地型旅行が少なくとも日本の地方よりも遥かに進んでいた。
先に全て決めてしまうって心配性な或いは旅慣れていない日本人特有なんですかね?

なんとか実現したいと旅行会社でも無い中小企業である我々が簡単にできる訳ではない。免許も必要だしね。
そんな時に、近畿日本ツーリストと角川が、日本全国の魅力的な旅行商材を集めたサイトを開始した。
旅の発見
http://tabihatsu.jp/
このサイトだ。
おー面白いなと思っていると、偶然にも縁があって、沖縄で一緒にやらないかとお話を頂くことになり
着地側が考えた魅力的な旅行商材を多くの人に知ってもらい体験してもらいたいと
始めたのが、これだった。

あそんじゃ沖縄
http://www.okinawa-asobi.jp/
・着地型旅行商材を取り扱う「あそんじゃおきなわ」をオープン(2010.01 AWAZON)
・選べる沖縄「あそんじゃおきなわ」サイトオープン(2010.03 AWAZON)
あれから既に 5 年余りが経過して、2020 年に東京オリンピックが決定し、日本国政府が訪日外国人を 2,000 万人を目指すぞ!と宣言したからなのか、
ここ最近になって日本でも着地型旅行が盛んになってきたようで、大手各社がこぞって着地型旅行に参入している。
それが、一番最初の画像である「じゃらん」のアクティビティ予約サービス開始のニュースだ。
・ついに「じゃらん」がアクティビティ予約サービス開始、最大5000円引クーポン配布で積極展開へ
http://www.jalan.net/activity/inquiry/
サービス開始に向けてリクルートが本気になった。

一方、旅行業界のガリバーである JTB も、着地型旅行でもブッチギリをしようと必死だ。
旅行業界としてインターネットへの進出が遅れて、ちょっとドキドキしただろうから、今回は一気にシェアを取りにかかっているようだ。
asoview!(アソビュー)
http://www.asoview.com/
・JTBが着地型旅行で一気にシェア拡大へ、体験予約サイト「アソビュー」に資本参加で5つ領域を協業
・JTB「るるぶトラベル」が現地発着観光の予約開始、バスツアーから体験まで1500超プランで
正直なところ、僕が 10 年前に叫んでいたのは、着地点の旅行商材の直販だ。旅行業界大手が、結局仕入れ(?)て出発前に購入するのでは、僕が描いた着地型旅行じゃないなぁ
手数料安くしてあげてね
旅行者からすれば、どちらでも良い話なのかもしれませんが、物販の EC が結局大手モールに手数料を払って売るのが当たり前になりつつある現在と同じ状況になってしまうのだろうか。
インターネットを、探しまくるという楽しい(面倒な?)作業が無くなって消費者にとっては良い事なのかね?
つまんないな~って思う方が、古い考えなのだろうか。
現実的には、大手サイトに登録しておけば、着地側も事前に予約がとれて安心だから良いって事かもしれないけどさ。
先日も書いたけど、僕が魅力を感じて飛び込んだインターネットが、昔々の流通システムに戻っている気がしてしまう。
頑張れ!
旅の発見
タグ :着地型旅行