AWAZON

この世界的プロジェクトは、イギリスのスティーブ・コースト氏によって、2004 年に開始された。この方、現在 32 歳（1980 年生まれ）。なんと、20 代前半でこの素晴らしいプロジェクトを始めたそうだ。

世界は、凄い

何故 GoogleMap という非常に便利なモノが既にあるのに、ここに本気で参加していこうと思ったかを簡単に書きます。

GoogleMap って実は有料サービスなのだ。殆ど利用されていない状況であれば、無料で利用が出来るのですが、当社サービスである”てぃーだ”や”はまぞう”は、地域の多くの方に利用して頂いている事もあって、有料課金対象となっています。

まだまだ、僕たちは地域の情報を必要な方に必要なだけ、分かりやすく簡単に利用して頂くサービスを提供し続けていきたい。その為には、Google さんの気分次第で利用が出来なくなったり制限がかかってしまう地図インフラを使用していると限界が来てしまうのです。

そして一番大きい理由は、Google Map の更新には時間がかかる事。これでは、万が一の災害時には、どうしても後手になる。例えば、台風災害が発生した時に、山間部で土砂崩れがあった時に、その道が利用できなくなったとしても、Google Map には反映されないだろう。一時的な事でしょうから、そんな手間がかかる修正はしないだろう。当然と言えば当然だ。

あの東日本大震災と時に、震災が発生してから数時間後には、世界のオープンストリートマップのボランティアの皆さんによってマップがどんどん更新されていったそうだ。

地域で生活する者にとって、最新の地図情報はとても重要なのです。

他にもいろいろあるのですが、それはまたあらためて書きます。


という事で、みんなで協力すれば必ず出来る！と、本気で取り組む事にしたのでした。




これは、オープンストリートマップ先進国である、ヨーロッパのフランスはパリのマップ。GoogleMapと比較してもこちらの方が詳細に情報が集まっている。



それに比較して、東海地区一の大都会である愛知県名古屋市の名古屋駅周辺地図。殆ど情報が無い。



更に、悲しいかな我らが浜松市の浜松駅周辺のこの状況・・・

一枚目の写真の地図は、どこだと思いますか？政令指定都市である浜松市の鍛冶町通り周辺だよ。
なんと、ザザシティ浜松中央館くらいしか登録がされていない。

中心部でこの状況ですから、中山間地域どころか、浜松市全域が殆ど何も無い状況なのだ。



マッピング・パーティーでは、参加者をグループ分けし全 5 チームで浜松駅周辺の調査を開始した。



GoogleMap では、こんな情報まで無いよね。浜松駅周辺には駐車場がいっぱい。ビル・商店が無くなってどんどんと駐車場化していく事は別の課題ではありますが、駐車場の名前の他に、利用可能時間や金額・台数なども全てオープンストリートマップには埋め込んでいきたいですね。



今回は無かったですが、うちがやりたいのは、こうしたゴミ捨て場の情報も全てマッピングしたい。



街を歩くと、こうしたものが歩道に埋め込まれているのですが、殆どの人が知らないのが現状だ。

他にも、自動販売機の情報もストリートマップには集める事が可能なのだ、自動販売機の情報が何故必要？災害時には、飲料の情報が必ず役に立ちますね。



本日のマッピングパーティーのリードをして頂いた方が、持っていた GPS ロガー。割りと安価に購入が出来るという事なので、早速購入して試そうと思う。

現実には生活道路として存在しているのに、まだ地図に載っていない道がある。


要するに、アメリカの一企業である Google さんからすれば、商売にならない上記のような情報なんて全く興味も無いだろうし世界中の全ての情報なんておっしゃっていますが、今後も多分”集めない”。

でも、そこに住んでいる人からすれば、これらの情報はとても価値があるのです。

だから、僕たちは本気で大企業が絶対にやらないだろう事をやろうと思う。

その為には、そこに住む地元の人達の力が必要なわけで、みんなで自由に使える必要とする地図を作っていきたいと思う。


本格的に動き出したら、あらためてご案内を致しますので、是非ご協力をお願いします！


オープンストリートマップ（OpenStreetMap）
http://www.openstreetmap.jp/