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2005年12月28日

離島活性化検討委員会

12月22日、県庁で行われた「沖縄県離島活性化検討委員会」にゲストとして参加させてもらった。

「主旨」
 離島活性化を担う人材の育成や専門家派遣、各島の活性化の方向性等に対する支援等の取り組みに
当たり、活性化の方向性や事業の効果的実施方法等について、必要な調査審議及び県への助言等を行うため設置しました(平成17年5月11日)。

ここに参加させて頂いた事はとても意義があった。
14時から17時の3時間だったのだが、あっという間の3時間だった。

ここで報告されている内容は、実際に委員の方・オブザーバーの方々が沖縄県の離島をまわり現状を視察・意見交換をし得た生の情報である。

沖縄本島に住んでいると決して感じない(わからない)様々な問題が報告されていた。
とにかく驚くべき事が多かった。

いくつか例をあげると、

まず、医療問題。
ある離島には、婦人科や産婦人科が無い。妊婦の方は、出産予定日の何と1ヶ月も前に、病院のある島に渡るのである。何故1ヶ月も前からなのか残念ながら詳細は不明だが、あまりにも近づくと万が一の時に海が荒れたりして渡れなかった事なども考えてなのだそうだ。1ヶ月の間家族と離れてたった一人でアパートを借りたりして過ごすのだ。その費用も負担なのである。

そして学校問題。
高校が無い離島では、中学を卒業すると高校がある島に渡る。学校に寮がある場合もあれば、寮が無ければアパートなどを借りる。当然、仕送りが発生するのだが、その費用負担はかなり厳しいものとなる。こういった場合の学費の免除なども聞いている限りは無い。

その他にも沢山の事例をあげての報告が行われた。


聞かせて頂いて、あらためて思った事がある。

この離島問題の報告をされている方々も、当たり前なのかもしれないが、離島に行った事が殆ど無いのだった。

以前、うちのスタッフ達に、本島以外の離島の話しをした時もそうだった。本島に生まれて住んで、本土には行った事があったりするが、橋がある陸続きの離島以外は全く行った事が無いスタッフがとても多いのだ。船に乗るのが初めてというスタッフさえいる。

僕が、生まれ育った静岡県内にしても伊豆や富士山には行った事があるが、その他は仕事で用事があり行くなどの理由が無い限り、行った事が無い場所の方が多い。陸続きにしても、こんなもんである。静岡県の西部地方である浜松の者が、東部や伊豆の人達の生活を殆ど知らないし、もっと言えば興味が無い。これと同じなのかもしれない。

改善しなければならない問題ではあるが、大変難しい問題でもあるだろう。どこまで(どんな事)ができるかは分からないが、今回の様な機会が得られるのであれば、積極的に参加・協力できればと思った。

タグ :離島活性化

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