2021年12月06日
実現したい事があるので、今一度手術をしました
元気が出る”ドラえもん”のふりかけと一緒に先日また命を救ってくれた S-ICD(皮下植込み型除細動器)をご紹介です。
3 年半前のバルト三国エストニアでの心肺停止で装着した S-ICD(皮下植込み型除細動器)という最新マシンの電気ショック発動は、僕に大きなトラウマを与えた。
意識のある状態で AED(自動体外式除細動器)が動いたのだから、たまったもんでは無い。思い切り胸をブン殴られた、しかも 2 回。自動車の運転制限中、通勤の足となった自転車で浜松の坂を上るのも怖かった。
医師からのオススメは、最新型では無く実績ある「経静脈 ICD システム」というリードを静脈から心臓内へ固定するタイプのモノだった。一度入れたら後戻り出来ないので嫌だなと S-ICD を装着したのだけど、残りの人生を自由に動き回る為には、これしか無いと即決した。
写真は、S-ICD の身体から取り出した実物など世の中に出回っていないので、これから S-ICD を装着する必要がある若者に伝えたくて公開します。
健康で縁が無い方は、見る必要が無いので、ブログを閉じて下さい。
また、ここに来てしまった。
今回に S-ICD 取り外しと、経静脈ICDシステムの埋め込みをして頂くのは、16 歳の時からお世話になっている、浜松医科大学医学部附属病院。
窓からの景色もだいぶ変わったね。半田町の周りは、正直ほんとうに何も無かった(笑
ここに来ると、40 数年前のどうせ30 歳まで生きないだろうなと思っていた事を思い出す。が、来年は、60 歳。医療テクノロジーの進化は凄いね。
医療テクノロジー万歳だ\(^o^)/
僕が、装着していた S-ICD がコレ。
マシンやリードが汚れているのは、血ですね。生々しいです。
今回の手術の担当医に、体内から取り出したら貰えませんか?とお願いしていた。
何故、そんな事をするのか、縁が無い人には分からないだろうが、手術前は誰も多かれ少なかれ不安になる。が、海外製で最新の S-ICD の詳細情報を簡単に探すことは難しい。まして、S-ICD の実際の装着者の声など皆無だ。
入れる人と、入れられる人
こんな大きな物が身体に入るのだ。僕も手術して装着されて眼が覚めて、初めて実感した。
デカイ!重い!
これでも、小さくなったらしいが、その感覚も
作る人と、入れられる人
では違う。
ちなみに、製造メーカーは、ここ
Boston Scientific Corporation
https://www.bostonscientific.com/jp-JP/home.html
MADE IN IRELAND
そう、アイルランドの医療機器メーカーなのです。
機械はコレ
EMBLEM MRI S-ICD System
エンブレムMRI S-ICD System
https://www.bostonscientific.com/jp-JP/products/icd/EMBLEM.html
寸法(高さ×幅×厚さ) 69.1×83.2×12.7mm
質量/容積 130g/59.3mL
この大きさは、どのくらいかと言えば、
僕の現在使っているスマートフォン
AQUOS sense3 SH-M12
寸法(高さ×幅×厚さ) 70.0×147.0×8.9mm
質量 167g
薄くなったとは言え、スマートフォンよりも厚い。縦×横は半分くらいですが、重さは 130g とズッシリ重量感がある。
左脇の下、骨と皮の間に固定されます。誰が見ても分かるくらい、ぼっこりとなります。
僕の場合、これを装着してから歩く時に左腕を振り難くなった事もあり、身体のバランスが崩れて、術後から一日も欠かさず、腰痛の為のコルセットがお風呂と寝る時以外は外せなくなりました。
リュックサックなどを背負う時に、擦れて痛いです。
左を下に横向きに寝るには、慣れるまで年月が必要です。
色々と影響は有りますが、
S-ICD治療情報サイト
http://www.sicd.jp/
を読むと分かるように、血管にリードを入れない事、心臓と直接接する事が無いので、若い人は「頚静脈 ICD」よりも、この S-ICD が良いと思います。
僕は若くは無かったですが、これからもヤりたい事が沢山あったので、希望を持って S-ICD を選択しましたが、結果として心室頻拍の場合は、ペーシングで抑えてくれる(らしい)「頚静脈 ICD」への道へと進みました。
S-ICD でも、今回のように心室頻拍を止める事は出来るのですが、電気ショック経験者しか分かりませんが、あの強烈な電気ショックを意識がある状態で受けるのは怖いです。何度も、電気ショックを受ける事は、怖いだけでなく心臓にもダメージがあると素人ながら判断をしました。
今の医療は本当に凄いです。
S-ICD で、電気ショックを発動した時の状況を細かく把握できます。
この電気ショックが無かったら、 OCA FARM の農園で死んでいたのでしょう。きっと
大事な OCA での事故であれば本望ではありますが、人が亡くなった畑から収穫された有機果実など誰も食べたく無いでしょう(笑
新たに装着してもらった「経静脈 ICD」も、同じ Boston 社のモノになります。来週、細かい説明を頂ける予定になっているので、分かり次第また書きたいと思います。
病院食を毎日食べていたら、健康になるかな?
今回、病室から色々と考えています。
一番思った事は、
大切な限られた時間を何に使うのか。
「理念」が同じ人としか僕は出来ないという事です。
「 S-ICD 」装着者になってからのブログ
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Posted byのののat00:08
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